いくつもの新しい出会いが、理想の家づくりへと導いてくれました

M様邸/神奈川県大和市

マンション購入から戸建て購入へシフト

歌を歌う奥様と、ギターを奏でる旦那様。
音楽イベントを通じて知り合い、結婚5年目を迎えたM様ご夫妻は、現在娘さんと3人で暮らしています。
結婚する前はそれぞれ埼玉、千葉で暮らしていましたが、結婚を機に神奈川県へ。
当初は賃貸アパートに暮らしていたご夫妻は、お子様が生まれる前からなんとなく家探しを始めていたのだそう。
大切に保管してある、たくさんの家づくりの資料。
リビングを眺めながら、数多くの楽しかったエピソードで盛り上がりました。
「自分たちのライフスタイル的に、家を建てようとは思っていなくて、マンションを検討していました。
中央林間駅近くの大型マンションのモデルハウスを見に行ったり、住宅ローン審査の申し込みもしましたが、なぜかピンと来なかったんです。
また、5千万円以上もする集合住宅に対しての迷いや不安もありました」という旦那様。

マンション購入を検討しながらも、現在住む家のある駅の近くに売り出されていた駅近の分譲地があるから見に行ってみよう、と訪れた先で、M-HOUSEと出会うことに。
そこで初めて『戸建て』という選択肢が生まれました。

「そのときに住んでいたアパートからは5分くらい。そこよりも駅に近い場所に戸建てがあるということに驚きました。
M-HOUSEの担当の方は販売中の建売住宅をいろいろと案内してくださったのですが、やはり高い買い物なのですぐには決断できなかった」
と旦那様は話します。
南面は、ちょうど他の建物から遮られることなくたっぷりと陽が当たり、洗濯物もカラリと乾くそうです。

奇跡的に販売された土地を即決!

旦那様と同じく、もともと戸建てという選択肢はなく、しかも注文住宅が建てられるとも思っていなかった奥様は
「建売住宅が買えるくらいの自分たちの予算で、注文住宅が建てられるのかを思い切って担当の方に聞いてみたんです。
すると『建てられますよ』と…。その一言で、注文住宅に一気に気持ちがシフトしました」

そこから家が完成し、実際に住み始めるまでに約一年。
建売住宅も提案してもらいながら、同時に土地を探す日々がスタートしました。

しばらくはお子様を預けていた保育園と同じ中央林間駅がいいと思い探していましたが、
なかなか見つからずにいたところ、それまで市の管理する調整地だった土地が奇跡的に販売されたとM-HOUSEから案内をもらい、なんと、即決。

「その土地はいわゆる旗竿地。車が停めづらいなどの条件もありましたが、私たちの暮らしのスタイルにはとくにデメリットではありませんでした。
とにかく場所が絶対だったので、すぐに決めました」

車を持たなくてもいい、という考え方のM様夫妻にとっては、この土地の形状にまったく問題がなかったそうです。
キッチンから眺める、開放感があり明るいリビング。
旗竿地なので、入り口は奥まっています。
お気に入りのクロスを貼ったリビング脇にはいつでもギターがスタンバイ。

設計士さんとの出会いが理想の家を実現してくれた

土地が決まり、実際に始まった家づくり。

「最初にM-HOUSEの一般的なプランを出していただきましたが、最終的にはまったく違う形になりました(笑)」とにこやかに話す奥様。

というのも、奥様は当初リビングは1階にする予定でしたが、
担当のお墨付きの設計士をご紹介したことで、ガラッと変更することになったのだそう。

「開放的な空間にしたいと設計士さんに相談すると『2階リビングで吹き抜けにして、梁を出した勾配天井にする』というご提案をいただきました。
また、音楽をやっている私たちには、音や声が響く空間が楽しいんじゃないかと。私たちのことをしっかり考えてご提案してくれたので、とても嬉しかったですね」
南側からたっぷり陽が入るリビング。2階リビングだから叶う勾配天井のおかげで窓もたくさん。
玄関の脇には土間収納。
L字型の収納には、奥様のステージ用のシューズも綺麗に並んでいます。
それをきっかけに考えが変わり、設計士の提案に納得した上で2階をリビングに変更。
家族で一番長く過ごす空間であるリビングを快適にできたことは、正解だったと仰います。

また、もともと洗濯機は1階にあり、リビングを2階にしたことで洗濯機と離れてしまったため奥様が家事室をリクエスト。
2階に家事室を作ったことで動線が整い、無駄なく家事を行うことができるように。
そのほかにも1階のクローゼットを広くしたりなど、設計士がいくつものリクエストに柔軟に対応し、願いが実現しています。
キッチン奥には洗濯機・洗面台のある家事室。雨の日は洗濯物を干せます。
リビングを抜けベランダへ。家事のストレスをなくす動線が本当に便利。
キッチンには「見せる収納」で、お気に入りの食器を飾っています。
あちこちに飾ってあるドライフラワーは、奥様のお母様の作品。

自分らしいこだわりを取り入れて

もともとアンティークっぽいものが好きで、ひとり暮らしをしていたときからこだわっていたという奥様は、今回の家づくりでもそのセンスを発揮されています。
棚の高さや壁紙など、内装は基本的に奥様の好みに仕上げていったのだそう。

「家を建てるなら私の好きな、アンティーク感のある雰囲気を取り入れたいと思っていました。
私が選んだ真鍮の照明と、岡山の工房で作ってもらったステンドグラスの室内窓は、絶対に使いたかったので取り付けていただきました。その他の部分では、インテリアコーディネーターさんがいろいろと提案してくださったので安心しておまかせできました」

遊び心のある大胆なクロスづかいや、全体をウォールナットでまとめ、ポイントにアイアンを取り入れるなど、ヴィンテージモダンなイメージの端々に奥様のセンスが垣間見える、こだわりの詰まったM様邸。

「いろいろと決めて進んでいくと、ためらってしまってどこを削るかを悩んでしまうんですよね。だから、一旦全部のわがままを打ち明けて、これは折り合わないから切っていこうという感じで進めていきました。その中で、どうしてもと残ったものをこだわりとして取り入れていただきました」と旦那様は話します。
悩みに悩んで選んだリビングドア。リビングを含め家全体のアクセントカラーに。
旦那様こだわりのトグルスイッチと、奥様こだわりのステンドグラス。
奥様が「どうしてもこれが良かった!」と注文したオール真鍮製のシェード。
こだわりの照明が、キッチンをより自分たちらしい空間に。
旦那様がこだわったのは電気のスイッチ。

「このスイッチは私の譲れないポイントでした。
よくあるデザインではなく、カチカチとオンオフできる金属つまみの『トグルスイッチ』にしたかったんです」

結果的にプランはいろいろとマイナーチェンジをし、内装にはこだわりを詰め込めたことで、
納得のいく自分たちの家ができた、と満足されています。

取材時にはまだ引っ越したばかり。
「まずはソファを購入してインテリアを整えたり、庭周りに手を加えていきたいですね」
M様ご夫妻のさらなる理想の家づくりはこれからも続いていきます。
お酒好きのお二人は、お子様が寝た後に、二人でおつまみとお酒を楽しむそう。
奥様は家でテレワークも。リビングで快適にお仕事されているそうです。
南からの採光も抜群開放的な2階リビング。当初は予定になかったというのが今では信じられません。

Q&Aお客様に聞きました

家づくりの過程で印象に残っていることは何ですか?
結果論なんですが、当初の予定通りに1階にリビングを作っていたら、今の部屋よりももっと狭くなっていたと思うんですよね。お風呂も1階にして、2階をすべて住空間にしたということがとても良かったと思っています。提案してくださった設計士さんと出会えたことで考えをガラリと変えることができました。
また、壁紙にアクセントを入れたくてコーディネーターさんに相談したところ、いろいろ提案してくださったり、私たちのわがままに付き合って実現してくれたことも、とても印象的です。
これから、この家でどんな生活を送っていきたいですか?
今はまだ引っ越したばかりなので、これから少しずつ家具をそろえていきたいですね。まずはソファかな…。まだ完成前ですが、庭が南側で日当たりがいいので、シンボルツリーにもこだわりたいですね。あとは子供が遊べる、ちょっとした庭みたいなスペースも作りたいと思っています。

TATERU+

DATA

  • 建築場所
    神奈川県大和市
    家族構成
    ご夫婦+子ども1人
  • 敷地面積
    121.27㎡
    建物面積
    96.47㎡

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